「無垢材は高い」
これは住宅や家具を検討している人なら、一度は耳にする言葉ではないでしょうか。
実際に、無垢材のダイニングテーブルや家具を見てみると、
合板家具や量産家具と比べて価格が高く感じられるのは事実です。
しかし――
本当に無垢材は“高いだけ”なのでしょうか?
この記事では「無垢材は本当に高いのか?」という疑問に対し、
- なぜ無垢材は高く見えるのか
- 無垢材と他素材(合板・突板・化粧板)の違い
- 長期的に見たときのお得感
- コスパ重視の人におすすめの選び方
を、わかりやすく解説します。
無垢材はなぜ「高い」と言われるのか?
① 原材料そのものが高価
無垢材とは、一本の天然木から切り出した木材のことです。
パイン、ナラ、ウォールナットなど、樹種によって価格は異なりますが、
- 木を育てるまでに数十年
- 乾燥・加工に時間と手間がかかる
- 良材は数量が限られる
といった理由から、材料費そのものが高くなりやすいのが特徴です。
一方で、合板や集成材は、
- 薄くスライスした木を貼り合わせる
- 木目だけを印刷したシートを使う
など、コストを抑えた大量生産が可能です。
② 加工・製造に手間がかかる
無垢材は生きている素材のため、
- 反り・割れを防ぐ乾燥工程
- 木のクセを見極めた加工
- 職人の調整作業
が必要になります。
量産家具のように機械だけで完結しにくいため、
人の手がかかる=価格に反映されるのです。
無垢材と「安い家具」の違いを比較
ここで、無垢材とそれ以外の代表的な素材を比較してみましょう。
無垢材 vs 合板家具
| 項目 | 無垢材 | 合板 |
|---|---|---|
| 価格 | 高め | 安い |
| 見た目 | 本物の木目 | 木目プリント |
| 耐久性 | 非常に高い | 劣化しやすい |
| 修理 | 可能 | ほぼ不可 |
| 寿命 | 数十年〜 | 数年〜10年程度 |
合板家具は購入時の価格は安いですが、
- 表面が剥がれる
- 水に弱い
- 修理できず買い替えになる
といったケースが多く、結果的に買い替えコストがかかることも。
無垢材 vs 突板(つきいた)家具
突板家具は、薄くスライスした天然木を表面に貼ったものです。
- 見た目は無垢材に近い
- 価格は無垢材より安い
というメリットがありますが、
- 表面が薄いため削り直しができない
- 傷が深いと修復不可
というデメリットもあります。
「長く使う前提」なら無垢材のほうが結果的にお得になるケースが多いです。
無垢材は「初期費用が高い」だけ
無垢材が高く感じる最大の理由は、
初期費用が一気にかかることです。
しかし、視点を変えてみてください。
ダイニングテーブルの例
- 合板テーブル:5万円 × 8年 = 40万円(5回買い替え)
- 無垢材テーブル:25万円 × 30年以上
このように考えると、
無垢材のほうがトータルコストは安い場合も少なくありません。
さらに無垢材は、
- メンテナンスで再生できる
- 味わいが増す
- 中古でも価値が落ちにくい
という特徴があります。
無垢材は「資産」になる家具
量産家具は、使い古すと価値がゼロになります。
一方、無垢材家具は、
- 修理・再塗装が可能
- 世代を超えて使える
- 中古市場でも需要がある
という理由から、消耗品ではなく“資産”に近い存在です。
特に、
- 無垢材ダイニングテーブル
- 無垢材デスク
- 無垢材チェスト・キャビネット
は長く使える代表例です。
実は無垢材でも「お得に買う方法」がある
① 樹種を選ぶ
ウォールナットやオーク(ナラ)は高価ですが、
- パイン材
- アルダー材
- ラバーウッド
などは、比較的手頃な価格で無垢材を楽しめます。
② サイズと仕様をシンプルにする
- 引き出しを減らす
- 厚みを抑える
- オイル仕上げを選ぶ
これだけで、価格が大きく下がることもあります。
③ 家具メーカー・直販を選ぶ
中間業者を挟まないメーカー直販やオンライン販売は、
- 同品質で価格が抑えられる
- アフィリエイトとも相性が良い
ため、コスパ重視の無垢材選びに最適です。
無垢材はこんな人にとって「安い買い物」
- 長く同じ家具を使いたい人
- 買い替えが面倒な人
- 本物の素材感を楽しみたい人
- 経年変化を楽しめる人
逆に、
- とにかく安さ重視
- 短期間で買い替える予定
- 傷や変化が絶対に嫌
という人には、合板家具のほうが向いているかもしれません。
まとめ|無垢材は高いが「高すぎない」
無垢材は確かに安くはありません。
しかしそれは、
- 材料
- 手間
- 耐久性
- 修理可能性
を考えると、決して割高ではない価格です。
むしろ、
「長く使う」「買い替えない」「価値が残る」
という視点で見れば、
無垢材は非常にコストパフォーマンスの高い選択だと言えるでしょう。
無垢材を「高い家具」ではなく、
**「長く付き合える家具」**として考えてみてください。

